CHAVIN DE HUANTAR

Jun 20, 2007

遺跡のあるチャビンの村は、標高3180m。 1000m以上の標高差をこんなに気軽に上り下りしていいのかしら(苦笑)

入場料を払い、まずは入り口すぐにある博物館へ。 庭には、この遺跡の主神体「Lanzon(ランソン)」のレプリカが。 ランソンは「大きな槍」という意味らしい。

ランソンの・・・開き(笑) 頭はジャガー(もしくは猫科動物)、髪は蛇、そして体は人間。 チャビンで一番古く重要な神さま。
しかし、きちんと下書きして彫ったのなら別だけど、 よくまあこれだけ 左右ぴったりに彫れたもんだ。 顎?や足は若干左が下がってるけど、顔はちゃんと左右対称。 日本の狛犬にもちょっと似てる? 私、結構好きであります。

「Cabeza Clava(カベッサ・クラバ)」 カベッサは頭、クラバは釘。 ほんと、そんな形をしています。 博物館内のカベッサ・クラバ。 ランソンのように牙のある物から、まるで人間っぽいのまで。 右端の小さいやつ、耳まである! こんなオジさん、いそうじゃない?  

遺跡内で発見された石。チャビンの特徴はこの見事な彫刻。ティワナク文化も見事だったけど、こういうのって、他にあまり見ない気がする。

さて、雨もやんだし、遺跡にいきますか!

まずはちょっと位置関係をお勉強。 遺跡は結構崩れているので、この模型をよく覚えましょう♪

模型の右手が北、左手が南です。 北側の旧神殿と南側の立派な新神殿からなり、 旧神殿の前には「Plaza Circular(円形広場)」という半地下構造の広場があります。 この円形広場の外側には地下室があって、 681点にも及ぶ奉納品と思われる土器や、 生贄?の女性やリャマなどの骨や貝も出土したらしい。 ちなみにランソン像は、円形広場上の階段を上がった旧神殿の奥にあります。

ライモンディの石碑」もしくは「杖の神」と呼ばれる石版。 高さ2m、幅74cm。 新神殿付近から出土した。 両手に杖を持ち、頭には何段にもなった冠を被っている。



しっかしのどかな風景だねぇ。

Chavi'n de Hua'ntar(チャビン・デ・ワンタル)」 紀元前1000年~紀元後200年ごろまで栄えたという、宗教都市。 「Plaza Cuadrada(四角い広場)」も半地下構造で、 一辺49.72m四方のほぼ正確な正方形。 雨乞いの儀式が行われた場所。

こちらは地下水路。  この中がどうなってるのか、まだ分かってないんだって。

広場にある階段はとても精巧で 「身分の高い人用」。 広場の左右の台の階段は 荒い石造り。 だから一般用。 7つのくぼみのある「生贄の台」。 チャビン暦の正月(12月24日)の 星空と、この凹みの位置は 一致してる・・・らしい。


「Escalinata Blanco y Negro(黒と白の階段)」 入り口の模型によると、写真奥(北)が黒、手前(南)が白らしい。 (この写真だと、反対に見えるけど。) 黒は悪、闇、罪。 白は善、光、希望。 大地の女神パチャママなど、女性も“白”だったらしい。 そのくせ生贄も女性だっていうんだから、 ツアーの女性陣から、「男も生贄にするべきだ!」という抗議?があがりました(笑)

この階段には、蛇の彫刻が残ってる。

ここが「Castillo(城)」、というか新神殿の壁。 その耐震構造について説明するガイドさん。 「大きな石と石の間に、薄い石をクッションの変わりに置き、 モルタルのようなもので溝を埋める。 すると地震で揺れるたびに押し固まって、返って強度が増す・・・云々。」 こんな感じだったかな? いずれにせよ、ユンガイを襲った大地震は この遺跡の村をも揺らしたはずなのに、 3000年前の遺跡が崩れてないって事実が 素晴らしいと思う。

インカと違って、石、一つ一つはそんなに巨大じゃない。 でも門の両側だけは、こんなに立派。


門の柱や屋根の裏側には、 鳥や獣の姿をした人間=神があちこちに彫刻されてる。

思いっきり逆光で恐縮です・・・
ぼろぼろになった「Plaza Circular(円形広場)」。 この後ろの階段を上って、ランソンのある迷路へ。 思ってたよりは暗くなかったけど、狭いよ~


アメリカ人さん、大変。

こちらが「Lanzon(ランソンのレプリカ)」。 こんな迷路の奥深く、こんな狭い場所に置くなんて、どうしてだろう? 確かに神秘的にはなるけど・・・ うーむ。

他にも地下迷路が見れる穴があった。 ちょっくら入って探検、探検♪ しかしこの神殿の中、全部こんな風な迷路が張り巡らされてるんだろうか?

こんな狭い入り口にした理由は何? 中は結構広く、入り組んでました。 牢屋?生贄の部屋?

さてやっと遺跡見学も終わり、帰ることに。 ガイドさん、小さな穴をさして、「ここから出ます。」と。 ひえー なんちゅーとこから帰るんだ? 太ったおじさんなんか、すっごい困った顔してたよ(苦笑)

この穴を抜けて左にいくと、 この遺跡内で唯一の、本物カベッサ・クラバがありました。


こんなところにあるんだよ~♪

こうして、遠い遠い 遥か彼方にある遺跡、 チャビン・デ・ワンタルツアーが終了! ホテルに着いたのは、なんと夜8時半。 「9時から8時間のツアー」と言うのが、最初の説明だったんだけど? まぁ、何事もペルーである。 だんなの熱も下がった事だし よしとしますか。

帰り、明日の氷河ツアーの説明があった。 「寒いですよー」 「手袋や帽子、長靴が必要ですよー」 と随分脅すガイドさん。 長靴はちゃんと貸してくれるんでしょうね~? でも手袋くらいは買っとこうかね。

その辺のお土産屋で、アルパカの手袋s/.4.5をお買い上げ。 うーむ、このざっくりした肌触り、暖か~い♪

星空がとってもきれいなワラス。 部屋から三脚使って5分開放で撮ったけど、 町の明かりがじゃまで残念。

はぁ~ 疲れた~! お休みなさい!

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