さてタクナから15時間ちょっとのバスに揺られ、 到着したのはイカの街。 ここはリマから300kmほど南にある、砂漠のオアシスの街であります。
まずはホテルへ移動。 ホテルに着いたもののチェックインまで数時間あるし、 でも疲れていて観光などする気にもならないし、どうしようかと思ってたら 「部屋があくまで、他の部屋を使ってていいよ」 と、親切にも一部屋あけて寝かせてくれた。
こういうペルー人の杓子定規じゃないところが好き。
ブーゲンビリアとブドウが絡み合っててきれい♪
少し眠ってお昼に起きた。 暑いからプールに行って、のんびりしよう。 お腹も空いたな。プールサイドのレストランで何か食べれるだろう。
…と思ってボーイに聞いたら。
「今、コックがバカシオネスに行ってて休みなんですよー だからレストランはお休みなんですー」
と。 確かに決めごとでがっちりしてないところがペルーのいいところだけどさ。 バケーション時期にコックがバケーションにいっちゃって お客はどーすんのよ?
「あ、その辺のポジェリア(鶏の炭火焼屋)で、デリバリー取れますよ」
はいはい、お客も臨機応変にね。
適当なホテルだが、さすがにビールはあった。
デリバリーするとポテトが湿気るから、ちょっと不満なんですが… 仕方無し。
このホテル、オウムやインコ、そしてカメを飼ってます。
どもー。
あー、あなたも恐竜の仲間なのねー、と思わずにはいられない顔。
今回の旅行で一番ゆっくりした日だった。 いいねぇ、プール、いいねぇ、ビール♪
夕方涼しくなってから、市内散策。
2007年8月15日のイカ・ピスコの大地震の爪跡は
まだ街のあちこちに残されている。
アーケードの屋根がすべて落ちている。
きれいに建て直された建物の横で、今にも崩れそうなままの壁が。
タクシーのおっちゃんに聞くと 「イカはレンガの建物が多いからマシだったんだよ。 ピスコみたいにアドベの家が多いと、全部潰れちまうんだ」 って言ってたけど、どう見てもこちらも相当な被害だったろうと思う。
観光客が来ないと困るから、そう言ってるのかもしれないけど… 観光関係はもう大丈夫だけど、庶民の復興にはまだまだ時間が掛かるようです。
ルレン教会。高い塔が中ほどで折れてしまったそうだ。
写真で見るより被害はもっと大きかったようで、 今はこの教会は閉ざされたまま、中には入れないし復興計画もないそうな。 それでもイカの人々に愛されてきた教会なので、取り壊しもしないんだって。 いつまでもあの時の痛みと犠牲者への追悼の気持ちを忘れないようにって事かな。
教会の中もぐちゃぐちゃになってしまったけど、 中にあったルレンのキリスト像はまったく無傷だった。 イカの人たちの心のよりどころであるこのキリスト像は、 今は教会のすぐ脇にある小さな建物に安置されている。
イカの守護聖人であるルレンのキリストは、南米らしく褐色の肌をしてます。
地震で崩壊したのか、実は立て直したのか…
その辺が微妙に分からないんですけど…
例え店が潰れてしまっても、露天でも商売はできる。
活気にあふれた街角、どんな状況でもみんな逞しく生きてます。
さて、暗くなる前に博物館へ行こう!
イカにある「イカ考古学博物館」へ。 パラカス文化、ナスカ文化、ワリ文化の壷や楽器、織物、そしてミイラがいっぱい。
頭をねじり鉢巻きできゅっと絞ったようなおじさん型の壷。
「カールおじさん」のような、素朴な表情が好き♪
かえるが付いた壷もいくつかありました。
頭を絞って変形させる「長頭」の文化があった時代。
これだけ頭骸骨を変形させるには、どれくらいの年数が必要だろうか。
インカ、そしてプレインカ(インカの前)の時代には 奇形児や障害のある人を「普通の人間とは違う、神に選ばれた人」として 忌み嫌うどころか敬う風習があったと聞いたことがある。 そして自分たちも体の形を変えることで、神に近付きたいという気持ちがあったとも。
幼くまだ頭蓋骨の軟らかい時から板を使って頭を挟み、 変形させていくというのは、正直無理があると思う。 脳が圧迫される訳だから、寿命にも影響するだろうし。
でも今の「人と違う=悪い」という精神文化より 当時の人々は遥かに進んでいたのでは、と思ったりするのですよ。
♪髪は女の命ですぅ~♪ しかし長いなっ!
うがー
みんなで寄ってたかって抑え込み… 脳の手術をしている様子。
ちゃんと骨が成長した後がある=手術後も生存していたという証し。
レントゲンなしに脳の悪い部分はどこかという事を、どうやって知ったのか、 脳や血管を傷つけずに、どうやって頭蓋骨に穴をあけたのか、 知りたい事がいっぱい。
実は数年前にもここに来たことがある。 展示されてるものは、当時とあまり変わった様子はなかった。 それでもやっぱり「すごいな」と感心させられる。 イカに行ったら、ぜひ見に行ってくださいな。
イカ2日目。 今日はボデガとサンドバギーツアー♪ 午前中はちょうどオバマさんの就任式。 ワシントンとペルーは時差なし、生中継で見る事ができるのよ。
すごい人だったよね!人々の興奮が画面からも伝わってくる。 こういう国威高揚って、すごく大事だと思うんだけどな。
イカは砂漠性気候で日照時間が長く、ブドウの栽培には最適。 ペルー名物ピスコやワインが作られています。 ボデガ=ワイナリーも大小さまざまな規模であり、 今回はこれまた「小」の上に「古」ってところに行ってきました(笑)
ピスコに最適なケブランタ種。
収穫にはまだもう少しといったところ。でもブドウ棚ってきれいだよ~!
骨董品店のような倉庫の中で説明してくれるおじさん。
このボデガ訪問については、ぜひこちらをどうぞ♪ これからサンドバギーだというのに結構飲んでしまいましたが、 この後また別のボデガにも行き、またまた飲んでしまいました。
さてお待ちかねのサンドバギー。 ワカチナ(Huaca china)というイカ市内からちょっと外れのところでできます。
イカは何度も言うように砂漠の街。 あちこちに砂丘というか砂山というか、そういうのがいっぱいあるんです。 ワカチナはその中でも砂漠の中にぽこんとあるオアシス。 ホテルや湖があって、ゆっくりする事もできます。
ついた途端に何の準備も説明もなく、バギーに乗り換えさせられる。 わーい、ちょうど一番前が空いていた!ラッキー! みんなきっと砂をすごくかぶると思って避けたんだろうね。 でもここが一番景色がいいのになぁ♪
バギーは夕方がお勧め、なんたって砂漠の日差しは強烈!
がんがん砂丘を登り降りします。
あんな上から一気に降下!ひゃっほ~!
お待ちかね、サンドボード!
最初のこの地点では立ってスノボーみたいに滑り降りる人もいたけど、
どんどん急な砂丘に行ったので、最後はみんな腹ばいでしか降りられなかった。
みんなもう、頭から靴の中まで砂だらけ(笑)
こんなに砂を気にせず転がりまわったのなんて、もう何年ぶりだろうか? 楽しい!!
みんな、超ご機嫌!
砂漠の中にちょこんとあるワカチナのオアシス。
こうして見ると、本当に命の源って感じがします。
ここ近年、ワカチナ湖の水位が下がってきたり、水質の汚染が問題になっている。 アンデスから地下を延々と流れ、湧き出てくる貴重な水。 いつまでもこのオアシスの緑が保たれますよう。
砂漠にできる影って、なが~~~~~っいのよね♪
サンドバギー&ボード、むっちゃお勧めです。 ペルー国内には他でもできる場所があるけど、 イカが一番リマから近くて楽ちんかも。
水と帽子、サングラス、カメラ、 そして、カメラを砂から守るジップロックみたいな袋を持って行ってね。 私はジップロックがなかったので、もっといいショットで取りたかったけどできなかった。 砂が入ったら大変だもん・・・ カメラも小さいのでね。高性能のは絶対止めた方が無難ですー。