アルゼンチンのサンタクルス州にある小さな町。アンデスの雪解け水を湛えるアルヘンティーノ湖の河畔に位置し、
有名なペリト・モレノ氷河やウプサラ氷河を抱える氷河国立公園に近いことから、世界各国からの観光客で賑わう。
2001年の国勢調査時には6千人強であった人口が、近年の観光開発もあいまって、2008年には約2万3千人まで増加すると予測されている。
今回はチリから陸路でアルゼンチン入りした。写真はアルゼンチン側の入管で入国手続きを待つ人々。
日系アルヘンティーノのJorge Miyasatoさんと奥さんのElizabethさんが経営する宿。
前日の朝までに依頼すれば、ランチボックスを作ってくれる。一日がかりの氷河ツアーにはありがたい。
1937年に制定されたサンタクルス州南西部の国立公園。南パタゴニア地方の森林とステップ地帯、アンデス高地で構成されるこの一帯は、
72万4千ヘクタールの広さがある。数千年前は大部分が氷河に覆われていたが、気候の変動により現在の姿となった。
国立公園の3割(約2,600平方キロ)は氷で占められ、、47ヶ所の大氷河は今も動き続けている。1981年、
この国立公園はユネスコの世界自然遺産に申請された。
入園料:30ペソ(約1,080円)
サンタクルス州 : 首都はRio Gallegos。人口は約19万7千人で、1平方キロ当たりの人口密度は0.8人。
カラファテから西へ約50㎞、アルヘンティーナ湖畔の港。氷河クルーズはここから出航する。今日の船は2007年8月就航の新型カタマラン。
1500馬力のエンジンを二基搭載し、時速27ノットで309人を運ぶ。この湖には造船所がないため、この船は遠方からわざわざ陸送されて来た。
タイタニック号の沈没を髣髴とさせる、崩落後の巨大な氷塊がアルヘンティーナ湖のあちこちに浮遊している。
この湖は表面積1,466平方キロ、219,900立法メートルの水を湛え、平均深度150m、最大で500mの深さがある。
バンデラ港から約1時間20分の入り江で一旦下船する。Lago Onelli(オネリ湖)へはここから約800m。
氷河観測ポイントまでは小鳥のさえずりを聞きながら林の中を15分程歩く。運がよければキツツキ、コンドル、野生の牛などに出会えるらしい。
道中にレストランが1軒あり、船中でも予約できる。昼食は50~60ペソ程度だが、観光客が集中するため遅いとの評判だ。
ここでは氷河見学を含め出航まで2時間。氷河を見ながら弁当を摘む人も多い。
オネリ湖畔からはGlaciar Onelli, Glaciar Agassiz, Glaciar Boladoが一望出来る。
左上に見えるのはボラド氷河。冬季(6~7月)にはこの入り江も80cmほどの厚さまで氷結し、
氷河の間近まで歩けるそうだ。三氷河からの氷塊はこの湖に集中する。
Brazo Norte(北の腕-アルヘンティーナ湖北西に伸びるフィヨルド湖のこと)のさらに奥、Brazo
Upsalaの突き当たりにある、長さ約50㎞、最大幅約10㎞の巨大氷河。地球温暖化の影響か、
この20年間で5㎞後退した。写真の氷河先端部の高さは湖面から約80m。
ウプサラ氷河でUターンし、Brazo Spegazziniへと舵を取る。しばらくすると右手にセコ氷河が見えてくる。
この氷河は急速に後退していて、氷河の先端は現在湖面から300mの距離にある。
Brazo Spegazziniの突き当たりにある、まだ後退していない氷河。見た目にも勢いがあり、
間近で大きな崩落を幾度も見る事が出来た。先端部は高いところで湖面から135mもあり、この国立公園の中でも最大級。
スペガッツィーニ氷河崩落の直後。湖面に波紋が見える。
カラファテへ戻り、Parillada(鉄板焼、BBQを指す。アルゼンチン訛りではパリシャーダか)
とワインで冷えた体を暖める。写真はカラファテのメインストリート、リベルタドール通りにある店。